空ヤ畑ノコトバカリ

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卵かけごはんの記憶

今朝は卵かけご飯。
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殻のままの生卵をお碗に入れて、準備終了。
・・・・・これを見るといつも思い出す、小さい頃のこと。

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自分が小さい頃、実家の庭には、ふつうに鶏。
チャボ、名古屋コーチン、白色レグホン、それらの雑種などなど。
いつも5~10羽くらい、家の周囲のどこかにいたっけ。
軒下の梁まで飛ぶ力がちゃんとあって、夜は梁に鶏がずらーり。
たまに数が減ったと思うと、じいちゃんが晩のおかずにしていた。

そして、鶏たちが産む卵。
大きかったり小さめだったり、赤だったり白だったり。
卵を見れば、どの雌鶏が産んだかわかった。
産卵ポイントが何カ所か決まっていて、毎日見回って回収。
数は少なくて、2~3日ごとに産卵しているようだった。

卵かけご飯の出番は、稀。
明らかに産みたてだとわかる卵だけ選んで、いただいた。
健康な鶏の卵で卵かけご飯、今ならとんでもないごちそうのはず。
でも、あの頃はもちろん、わからずに食べてた。

ある日、テレビで見たとおりに、お碗に殻のままの卵を入れた。
それを見つけた母が、すごく怒った。
殻の表面はすごく汚いんだと怒ってた。
・・・・・???
幼い自分には何のことかわからない。
いつも集めて回っている卵が、汚い?
テレビと同じことをしたのに、汚い?
せっかくお手伝いしたのに、忙しい母は怒るばかり。
悲しい気持ちと、楽しくない卵かけご飯のイメージだけが残った。

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・・・・・きれいに見えても、卵が生み出されたのは、鶏の総排泄口から。
だから、庭で拾ったままの殻付き卵をお椀に入れると、不衛生。
あの頃の母が、幼い自分にちゃんと説明する余裕があったらなあ。

卵かけご飯を食べたいと思わなくなって、うん十年。
「どうしてうちでは卵かけご飯を食べないの?」と、家族。
その言葉のおかげで、卵かけご飯が登場するようになった。

スーパーで買う卵は、ちゃんと洗浄してある。
時には、消毒薬の臭いがぷわーんと漂うほど、完璧に。
だから自分は、お椀に殻付き卵を入れて準備する。

未だに元気で頑固な母がこれを見たら、どんな反応するかな?
やっぱり怒るかな?
それとも何も反応しないかな?
まだ呪いが解けきってないみたいに、毎回思い出す同じ場面。


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by sensuke001 | 2016-12-10 22:51 | あの頃 | Trackback | Comments(0)
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